上海 日本語専攻大学生による日本語スピーチコンテスト

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11月1日、上海郊外の新大学都市にある東華大学で、「上海市大学生日本語スピーチコンテスト」が開催された。 

STA_2242.JPGスピーチのテーマは「日中(中国側から言うと中日)平和友好条約30周年 これからの中国と日本」という難しいテーマ。 このテーマ、学生のスピーチ原稿作成に任せたら、きっと、政府のスローガンのような決まり文句の集合体になるに違いない。

どこの大学も、指導者は日本人教師にゆだねられる。 外国語大学の先生のお話では、大学側からの期待度は可なり高そうだ。 毎年3位までは入賞しているようだ、ますますプレッシャーはきつそうである。

わが大学の代表者の第一回目作成の原稿は、予想通りで何の変哲もない当たり障りのない文章だ。 参考のため、夏休みに日本で見た「外国人による日本語弁論大会 『私の見たニッポン』」という番組のDVDを見せた。

第二回目の原稿、なかなか面白いぞ!と感じた。しかし、どこかで見たような文章だ。 「自分で考え出したんですか?」 答えはなんと「いいえ、この前先生にお借りしたDVDの中にありました。 優勝した人のスピーチの中の文章です。」 と"盗作"を堂々と宣言、 可なりのショックを覚える。 当人は、当大学でも2年生で日本語能力試験一級合格という"金星"女学生。 先生たちも、学生たちも、そして本人までもが 「すごいのだ」と過信している節がある。 だから余計やりにくい。

原稿を書きかえること5回。 しかし、制限時間5分ぎりぎりの内容。 削って良いところはある、しかし本人曰く「大丈夫です、絶対出来ます。 どれも削りたくありません。」 ということで、すべて本人の希望通りにすすめることにした。 練習では、5分以内をかろうじて維持。

結果、入賞はできなかった、5分を2?3秒オーバー。 他の大学の先生が「彼女、3位以内に入るかも」との評価をして下さった。

そして、優勝者はというと、いつもの常連常勝大学だ。 どうしたら、あれほどに素晴らしいスピーチのできる学生が出てくるのだろうかと思ってしまう。 その女学生のスピーチが終わった時点で、「彼女が優勝だ! きっと、あの大学のあの先生の指導だろうなあ」と思えるすごさだった。 テクニックを教わりたいものだ。

担当者の私はと言うと、スピーチ参加者すべてのスピーチをヴォイスレコーダーに収録、時折デジカメで撮影、そしてメモを取るという、ひとり3役をこなさなければならない。 あまりお友達のいない我が大学の代表者、それだけに私の肩に重くのしかかる。他にこちらの日本語科の先生方も引率されたが、評価を下すのみだ。 終わったら、「みんな早くバスに乗って! 速く! 速く!」 と落ち着かない。

スピーチ後は、記録したもの、録音、写真、概要の説明と反省点をCDにまとめて提出。 それを先生方が聴くのか、見るのか、読むのかは不明だが、とりあえずは終了。

つぎは、卒論指導がまっている。 ちと頭の痛い問題ではあるが、後半戦の山場へ向かう訳だ。

 

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このページは、上海が2008年11月17日 20:59に書いたブログ記事です。

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